ジンクスを信じるのは何も日本人ばかりではありませんが、日本人はとにかく古いしきたりに準じて物事を取り計らう傾向にあります。暦注と呼ばれるのですが、例えば分かり易い例として、結婚式を挙げるなら、大安吉日が一番良いとされています。仏滅は縁起が悪いと忌み嫌われる傾向にありますが、それも暦の上での仏教による教えの一つなので、自分はキリスト教だから関係ないと、仏滅婚にして結婚式の費用を安く押させるカップルだっています。
お葬式においても、実はこの様な決まり事があります。別に仏滅だろうが、大安だろうが、どっちに死者を弔っても、今は感情すら亡き者の弔いなので、これはどっちに転んでもあまり意味を成しません。とにかく亡くなったその日か翌日がお通夜で、火葬するまで棺桶の中で寝かせられます。でも、たったひとつ、友引の日にお葬式を行う事だけは、昔から嫌われますし、良くない事だとみなされます。
それは、大事な友達を引っ張るからだと言う意味がなされます。この日に葬儀や法事をすると、死者が大好きな友をあの世へ引っ張り連れて行くと昔から迷信があった様です。友引とは何事も勝敗のつかない日と言う意味もあるので、結婚式などには普通に行われます。
お葬式をする事の意味を考える
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