通常、家族や近親者の方が亡くなった場合、その遺族は弔いの為に葬儀などを実施することが慣例となっています。お通夜から葬式、火葬対応などをした後に、遺骨を納めるお墓を段取りして定期的にお墓参りをすることが一貫の流れになっていますが、最近はこれに代わってたいへん簡素化された対応を選択するケースが多くなっています。特に最近の傾向としては、亡くなる前に遺言の一つとして指定をする方が増えてきているといわれています。
お供え物には熨斗紙にはマナーがあります。熨斗紙にはおめでたいときに使う慶事用とお悔やみのときに使う弔事用があります。通夜や葬儀、法事は弔辞用の熨斗紙を使います。熨斗紙には外のしと内のしがあります。外のしは品物を持参するときに多いかけ方で、包装紙の外側に熨斗紙をかけます。内のしは郵送で手配するときに多いかけ方で、包装紙の内側で箱に直接熨斗紙をかけるかけ方です。一般的には一目で誰からのものかわかるように外のしが使われますが、どちらのかけ方でも失礼にはあたりません。
日本では古来より火葬した後に埋めるというのが一般的な供養の方法でした。しかし、昨今では様々な考え方が尊重されるようになっており、埋葬方法も多種多様になっています。昨今、選択する方が増えているのが散骨です。散骨とは火葬を行った後に遺骨を2mm以下の粉末状にし、本人が希望した場所にまく方法となっています。命あるものは全て自然に還るという考え方に基づく埋葬方法であり、葬儀もまたそのスタイルに合わせた内容で実施されるケースが増えています。
お葬式には一般的なやり方があり、その際には専門業者の担当者が、何かと助けになってくれます。臨終後に葬儀社に連絡をして亡くなった場所を伝えて、病院では死亡診断書をドクターに書いてもらうことです。亡くなってから24時間の火葬は禁止ですので、遺体を寝台車で搬送後安置をしますが、自宅や葬儀社の安置施設など選ぶことができます。葬儀社との葬儀の打ち合わせをしますが、この時に世話係や喪主などの役割も決定です。火葬許可証や死亡届けなど様ざまな手続きがありますが、病院で発行をしてもらった死亡診断書を業者の担当に渡すことで、担当が手続きをしてくれます。
お葬式をする事の意味を考える
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